新作のローグライクはこちら!

今年の夏はやたら暑いですね。ただ、最近は落ち着いてきた感じですが。家の中でも熱中症にかかるようなので、室内だからといって大丈夫、というわけではなさそう(高湿度が良くないらしい)あと、水分補給大事。私はエアコンがんがんかけてて電気代が少し心配な今日この頃。
そういえば、Caves of Qudに大型のアップデートが来てましたね。大きな変更点として、初期村がJoppa固定ではなく、完全ランダムになりました。こういう要素が増えるのは色々な楽しみが増えて良いですね。他にも細かい変更が加えられててバランスが良くなってます。バージョンが安定し次第、またCaves of Qud の記事は書きたい。

そろそろ、本題に入ります。いつもCoQ の話をするのもあれなので、今回は個人的に注目のローグライクを紹介したい。



それがこちら。Boohu です。ちなみに正式名称は Break Out Of Hareka's Underground のよう。長いのでBoohu と。本作はDCSS(Dungeon Crawl Stone Soup) や Brogue といったRLから影響を受けて開発されたとのこと。リリースされてからまだ1年も経ってない新作!!
ゲームの特徴として、短時間で完結するRL(コーヒーブレークローグライクとも呼ばれる)であり、とてもシンプルな作りになってます。どれくらいかというと、キャラクター作成無し(ここはBrogueと同じ) であったり、イベントリが存在しないことですかね。(これはBoohu独自のシステムですね、斬新なアイデアだと思いました。) それから、巻物を廃止したり(そのためReadコマンドが無い)、空腹度、喉の渇きを撤廃したり。
DCSSの要素は現状あまり感じられませんが、便利な機能("o"キーで自動探索)はあります。(そのうち、ルーンみたいな要素も追加されたりして・・・)
操作はキーボード(viキー、テンキー 共に対応) でも マウス(マウスだけでもプレイ可)でもできます。そのため、簡単で(Nethackのような知識量を要求されない)とっかかりやすいローグライクは何かと聞かれたら、今まではBrogue押しでしたが、これからは Boohu押しになるかも・・・。
本作の素晴らしい点はブラウザ上でプレイできることですね。これが一番大きい。ここらへんのユーザーフレンドリーさ、DCSSからインスパイアされたんでしょうか。(ブラウザなら、タイル版でもプレイできる)
グラフィックがあると、これからローグライクを始める方にもおすすめし易いのでありがたい。

では、実際のプレイの様子を書いていきます。



ゲームスタート。青色のがプレイヤーキャラクター。私の左隣にある黄色のは "simellas" で、Brogueでいうところの Gold、ゲームスコアに加算されるポイントみたいなものです。ゲーム中での用途はありません。
紫色の文字で [rest]-[explore]-[throw]-[drink]-[evoke]-[menu] と並んでますね。キーボード操作だと移動キーに加え、赤字にしたキーを押すことで上記各々の動作が出来ます。例えば、"r"を押すと付近に敵がいなければ休憩(ターン経過で全回復)します。


"x"はなかなか便利で、敵の情報を知りたい時に使います。知らない敵が現れたら、とりあえず、"x"を押して、それから"v"を押すと敵の詳細情報が見れます。上の画像ではOrge を調べたところ。HP28前後あって、最大15ダメージ食らわせてくる相手ということがわかる。

本作は、レベルが存在しません。アイテムをドロップするわけでもないので、敵と戦うメリットはほとんどありません。落ちてるアイテムさえ拾ってしまえば、あとはたんたんと階段を降りていくのが良いかと。ただ、一度下ると、再び上の階に戻るということは出来ないので注意。(ここら辺はBrogueと異なりますね)


恐らく、Boohu独自のシステムだと思うのですが、敵の足音が聞こえるシステムが導入されてます。上記の画像の例だと、プレイヤー"@"の位置では壁に遮られてます。しかし、敵が動くと、敵の足音が足跡マーク(水色丸)で表示され、プレイヤーの視界外にいる敵がどこかわかるというもの。(勿論、足音が聞こえない敵もいる)それに加え、本作の敵AIは独特で、プレイヤーが何かしらの手段(例えば扉)で敵の視界から消えた時、敵は追跡するのを諦めます(;'∀') そして彼らはキャンピングをしない。
なので、死にそうな時に敵に見つかったとしても、このAIの性質と、足跡がどう動くか把握することで、逃げ切ることが出来たりします。(ステルスゲームに似た要素があって結構楽しい)
敵となるべく戦わないようにする立ち回りをするだけでそれなりに階層を下れます。本作は地下16階に辿りつくとクリア?(私は未クリアなので、確かなことはわかりません)なのでそういうプレイスタイルもありかと。なにかしらボスがいて、そいつを倒さないといけないとかだったらきついですが・・・


本作において、rod of fog(霧の杖) はあらゆる追っ手を巻ける素晴らしいアイテムであるのは言うまでも無い(゚д゚)! あと使ってて楽しい。


本作の状態異常もまた、独特なシステムをとっており、たとえば、Confused。この状態はほかのRL(Nethackとか、CoQ ...etc) でも見かけます。これらのRLで、この状態にかかると方向キーの方向に進まなくなり、ランダムに動いてしまうようになります。しかし、Boohuでは普通に歩けます。ただし、十字方向にしか動けないという制限付きで。これが思ったより厄介で、斜めにいる敵が攻撃できなかったり、斜めの狭い通路が通れなくなったり・・・。移動が重要な本作で混乱状態をこのような仕様にした辺り、開発者のセンスを感じます(*'▽')


14層にて、Exhausted状態にしてくる敵に囲まれて動けなくなって死亡しました( ;∀;) 階段を見つけたらすぐ下の階層へ進んでいったので、装備があまり整いませんでした。序盤は逃げ切れるから装備いらないや~、って思ってましたが、階層が進むにつれて敵は集団行動していて、数も増えてるような気がしました。ある程度の戦いは避けられないのかもしれません。今回のプレイで、武器と防具は良い物を見つけておく必要性を感じましたね。本作の紹介はここまでにしたいと思います。まだ、ベータ版なので、ここからどんな進化を遂げるのか楽しみですね~。ちなみに、今回のプレイ時間は30分ちょっとくらい。シンプルで手軽に遊べるローグライクを探している人にぜひおすすめしたい作品となってます(*'ω'*)

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