[MACHINA] エレガントなローグライクパズルゲームを紹介!!

今年のゴールデンウィークも例のごとくitch.ioで良さげなローグライクゲームをいろいろ探してました。
モノトーン基調の美しいグラフィックのサムネイル画像に惹かれて、たどり着いたのが今回紹介する「MACHINA」です。

本作は従来のローグライク的なシステムにカード要素とパズル要素を組み合わせたゲームとなっています。色んなジャンルが混ざっているにも関わらずそれらがうまく均衡を保っている印象を受けました。
それに加え、ローグライクというジャンルでは珍しい美しい3Dグラフィック、BGMが特徴的です。


まずタイトル画面、美しい。ローグライクゲームとは思えないくらいデザインに凝っていると思いませんか。アブストラクトアートが好きな私にはとても刺さりました。


ゲームスタート。まずは謎のナレーターのインストラクションが始まります。ナレーターが言うにはとりあえず、空間にいるロボットを倒して生き残れと。ついでに操作説明もしてくれます。
本作のゲーム説明ページでも操作方法が書いてありますが一応書いておきます。

  • A, Dまたは←/→キー : マップ左右回転
  • 左クリック : 対象選択
  • 右クリック:スキルカード使用時のパターン切り替え
  • ESC : スキルカード使用キャンセル(※Win版のみ)

本作ではアクションポイント(以下APと呼びます)を消費して移動またはスキルカードを駆使し、空間にいるロボットを全て倒していくことが目的です。そのために用いるのがスキルカードになります。

スキルカードには橙色(対象に1ダメージ与える)と水色(地面に壁を生成する)があり、描いてある図形はその範囲を表しています。

初期は3AP持っており、移動に1AP、スキルカードは1~3AP(カード左上の数字)消費して行うことができます。0になったらターンエンド。すると敵ロボットの行動ターンになり、移動または自身に攻撃(視界内にいれば)をしてきます。

試しにどんな感じか使ってみましょう。一番左にある橙色スキルカードを使うとこんな感じ。右クリックで発動範囲を90度回転させて調節できます。
このロボットはHPが2あるようなのでこれを2回当てると倒せます。


もちろん、攻撃ばかりして防御をおろそかにしてはいけません。画面右上にHUMAN VITALSと書かれているのがプレイヤーのHPです。これが0%になるとゲームオーバー。
防御といっても攻撃をガードすることはできません。視線を遮ることで攻撃を回避します。

上スクショのように視界が開けている(壁に囲まれていない)場所にいるとロボットからレーザー攻撃を喰らう(直線、斜めからも)ので壁で視線を遮り攻撃されないようにする必要があります。

水色スキルカードで壁生成も良いのですが、2AP、3APで壁を生成してしのぐよりは移動して元からある壁を利用した方が楽に戦えます。
そこで便利なのが移動です。1ターンで最大3回移動(初期の移動距離は3マスまで)できるので積極的に利用して戦闘配置を優位に保っていきましょう。


ランダムで生成される青白いオーブ。これに触れるとAP増加、スキルカード+、HP回復などの良い効果がランダムで1つ付与されます。これが付近で生成された時は移動して取っていきましょう。


こういう地形が生成されるとかなり楽ですね。壁に囲まれて視界が狭められているためロボットはほぼ攻撃できません。マップはプロシージャル生成なので運が良いとこういう戦いやすい地形が引けることもあります。


ステージが進むごとにどんどん敵の数も増えて逃げ方、壁の使いどころの重要性も増していきます。一見すると、詰んだ・・・と思っても移動と壁(水色スキルカード)の使い方、ロボットの誘導を上手く行えば生き残れることも。ここが本作の面白いところだと思います。


最終ステージにたどり着くとそこにあったのはマヨネーズ(?)でした。ついさっきまでのSFちっくな世界観はどこへ・・・? 説明ページには3ステージと書いてあったので、ここにたどり着ければとりあえずクリアということですかね。

今回のプレイ記でのプレイ時間は大体30分ちょっとと手軽にプレイできる感じです。個人的にはステージを増やしたり、敵の種類を増やして内容を拡張していけばもっと面白くなると思いました。ボス戦とかあるとアツくて良いですね。

あと壁が陰になって地味~にオブジェクトが見づらい&クリックしづらいときがあるので真上から見下ろせる視点があると良いかも。

本作は従来のローグライク的な要素(プロシージャル生成、パーマデス、グリッドタイル)に加えて、カードローグライク要素(この要素は薄めではあるけど、ダンジョンを変形させるというアイディアはかなり良いと思う)、そしていかにして敵の攻撃を回避するために移動したり、壁を生成するかというパズル的な要素が掛け合わされた面白い作品でした。

まー、何と言っても素晴らしいのは3Dグラフィックですね。ローグライクは基本的にascii、2dタイルしか認めなかった私が惚れ惚れするくらい本作はローグライクと調和したデザインなのが本当にすごい。
私がプレイしたローグライクの中でも屈指の美しさでした。

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