[Junethack 2020] 気になる新ヴァリアントとか大会の登録方法とか。


そういえばJunethack、始まってた

6月1日から開催してます。簡単に説明するとNethackとNethackヴァリアントのスコアを競う、年に1度の大会です。いまのところ私は3日に登録してちょっとだけ参加してます。少し出遅れ感ありますが、6月はまだまだ始まったばかり。むしろ、これから!ですね。
実は、Junethackに関しては以前も書きました。Nethack関連の話はこういう時期に書きたくなります。

新作ヴァリアント「Evilhack」が気になる件

リリースされたのは去年から。主にSporkHack、GruntHackから影響を受けて開発されてます。(NetHackヴァリアント史を見るとわかりやすい)
「Evil」と冠するだけあって本家よりもはるかに難しく設計されています。まだ序盤しかプレイしてませんが、私が気になった変更点は以下の通り。

Elbereth:最初から書けなくなりました。何かしらの手段で習得する必要があります。(フォーチュンクッキーの価値が上がりましたね)

反射:部分的にしか反射をできなくなったようです。例えば、魔法の矢で攻撃されたら一部は反射して、残りは自身もダメージをくらいます。

ノームの鉱道:至るところに川が流れています。川に落ちればポーションは薄くなるし、書物、巻物は白紙になります。地味に厄介な地形になってます。

食事で耐性を得る:EvilHackでは死肉から得られる耐性(5%~50%)が死体の重量で変化します。毒耐性だと、キラービーの死肉は5%上昇し、グリーンドラゴンの死肉だと50%上昇するようになってます。この仕様、理にかなっていて良いですね。(Pathosでも導入されないかな〜)

こんなところですかね。それとxNethackにあった素材の概念が本作でも取り入れられていて良い。

EvilHackは現在、Hardfoughtのhterm(sshも可)でプレイできます。(プレイするには登録する必要があります。以下で解説します)

Hardfought(以下HF)のwebページって、アングラで闇サイトな雰囲気ありません?初めてアクセスした時は「あれっ?、Nethackプレイしに来たんだけどURL間違えた?」と思って即ブラウザバックしたくらいです。未だにあのアングラ感は慣れませんね。


Junethackに参加する!

まずはHF(Hardfought)でアカウント作成

オンラインでNethackをプレイしようと思った時、問題になるのはラグです。私が色んなサイトでプレイした結果、HFのAU(シドニー)サーバーが一番快適でした。ヴァリアントの種類も豊富なので、オンラインでプレイするならHFがオススメです。

HFでプレイするには、アカウントを作成する必要があります。以前はウェブターミナル(hterm)で登録する方法を書いたので今回はsshで登録する方法を書いていきます。


 ターミナル(windowsならcmd)を起動し、以下を入力します。
$ ssh nethack@hardfought.org
接続すると、ECDSAキーが表示されます。こちらにssh接続の詳細が書いてあります。

SHA256: tSr/Wkp1spcddmH1GLjdPU8XurSku7/MUPTUMeErPFM
ま、これが表示されていれば大丈夫です。"yes"と入力します。


 ログイン画面に来ました。"r"を入力して登録画面へ。


 ユーザーネームを入力します。(重複不可です)

 
 次にパスワードを入力します。(2回)


メールアドレスを入力します。捨てアドでもなんでも良いです。パスワードを忘れた時に使います。


USサーバーで作成したアカウントはEUサーバーやAUサーバーでも共用できます。
私のオススメするAUサーバーにssh接続するには以下をターミナルで入力します。
$ ssh nethack@au.hardfought.org

これでssh接続してHFでNethackがプレイできるようになりました。

Junethackにアカウント登録する

 次に、Junethackの登録ページへ行き、ユーザーネームとパスワードを入力します。


ログインしたらこんな画面が出てくるはずです。重要なのは赤線、赤枠でマークした箇所です。
# junethack "ユーザーネーム"
これをプレイするNethackのrcfileに追記します。(やり方はrcfile設定で解説します)

赤枠で囲ったところは"www.hardfought.org"を選択し、 右の空欄にはHFのユーザーネームを入力し、"add account"を押せばJunethackの参加登録は完了です。


ここまでの手順がうまく行けば自身のプロフィールページが作成され、上スクショのようにプレイ記録が反映されていきます。


rcfileの設定について

まずはHFでrcfileに"# junethack username"を追記する方法を解説します。


sshでログインしたら、"j"を押して設定画面へ飛びます。


 編集したいrcfileと対応するキーを押して編集画面へ飛びます。例えば、Nethack3.7のrcfileを編集するなら"v"(Evilhackなら"e")を押します。


編集画面はこんな感じ。記入する場所はどこでも良いです。セーブは"Ctrl-o"⇨"Enter"で。"Ctrl-x"で終了します。

 私のrcfileはこんな感じ

オプション設定で見やすさは段違いに変わります。 参考までに私が使用しているrcfileはこちら。(自作ではなく、いろんな方の設定をパクって繋ぎ合わせたものですが。wikiも参考になります)適用すると以下のスクショのようになります。Evilhack ver0.5.0のプレイ用に作成しましたが、本家ver3.6.6以降でも適用できるはず。

もはやCurses無しには生きていけない・・・メッセージウィンドウが下にあるとDCSSぽくて好き
 久々にプレイして知りました。本家Nethackでも遂にCurses Interface(上スクショのようなインターフェース)が適用できるようになってたんですね!(本家はver3.6.0でCurses InterfaceをOnにするオプションが追加されたんですが、なぜか適用されないバグがありプレイできず・・・)
私がCurses Interfaceを知ったのはDynahackをプレイした時だったかな。初めてプレイした時はあまりの見やすさに感動しましたね。

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